相続は多くの方が一度は経験することになるものですが、頻繁にあるものではない為相続に関する知識とは中々縁遠いものであると言えます。相続の中でも複雑で難しいものとして株式の相続が挙げられます。この記事では、株式の相続に関してご説明します。
■株式の相続とは?
相続する財産に株が含まれていた場合、その株も相続税の課税対象となります。相続財産としての株の評価額は株価を基準として算出されます。もっとも、株価は日々変化するものであり、相続税申告をする際には、最新の株価で価額の算出を行うので、購入当時の株価とはまったく異なる場合もあるため、注意が必要です。
■株式の相続の計算方法
株が相続財産に含まれる場合には、まず課税相続額を算出します。
課税相続額を算出するには、まず評価額を算出し、その他の相続財産と足し合わせ、そうしてできた相続財産の総額から負債や基礎控除などを減算することで、課税相続額が算出されます。
この課税相続額に相続税率をかけたものが相続税の額となります。相続税率は、この課税相続額に応じて10%〜55%の割合で課せられます。
特に株価の算出は、評価の判定がかなり難しいです。専門知識がなければ正確な評価額を算出するのは難しいため、不動産相続に詳しい税理士に依頼することが望ましいといえます。
さらに、相続の制度は複雑なものであるため、将来のことまで考えたよりよい相続を行うには、専門家である税理士の力が必要であるといえます。
相続に際しては様々な手続きが存在し、それらを確実にこなさないと、相続人間でのトラブルが発生してしまうこともあり得ます。
税理士法人見浪白木会計事務所では、大阪市を中心に税務相談を承っております。相続財産調査を依頼したい、相続税の計算方法がわからない、手続きの方法が知りたい等、相続税についてお困りのことがあればお気軽にご相談ください。
株の相続税の計算方法|相続税を抑える方法はある?
税理士法人見浪白木会計事務所が提供する基礎知識
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