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補助金と助成金の違いについて解説

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補助金と助成金の違いについて解説

事業の拡大や雇用環境の整備を検討する際、公的な資金支援である補助金や助成金の活用は非常に有効な手段です。
どちらも原則として返済不要である点は共通していますが、その性質や受給までのハードルには大きな違いがあります。
本記事では、補助金と助成金の違いについて解説します。

補助金とは

補助金とは、主に国や地方自治体が、特定の政策目標を達成するために、企業や個人事業主に対して資金を交付する制度です。
経済産業省系の機関が管轄することが多く、新しい事業の立ち上げや設備投資、研究開発、販路開拓など、前向きな投資を支援する性質を持っています。
原則として返済不要の資金ですが、後払いが基本であるため、まずは自社で資金を用意して事業を実施し、その後の報告を経てから資金が交付される仕組みとなっています。

補助金の目的

補助金の主な目的は、日本経済の活性化や社会課題の解決です。
たとえば、中小企業の生産性向上を支援することで競争力を高めたり、最新技術の導入を促したりすることを目指しています。
DXの推進やグリーン化など、国が掲げる政策テーマに沿った事業内容であるほど、採択される可能性が高まる傾向にあります。

補助金で支給される金額

支給額は数十万円程度の小規模なものから、大規模な設備投資を対象とした数億円にのぼるものまで多岐にわたります。
補助金は予算の枠が決まっているため、申請内容を競い、特に優秀と判断された企業にのみ支給がなされます。
そのため、受給の難易度については、助成金に比べて高いのが特徴です。
採択率は制度によって異なりますが、概ね30%から50%程度と言われており、事前の入念な準備が必要です。

補助金の主な種類

代表的な補助金には、以下のようなものがあります。

■事業再構築補助金
新分野展開や業態転換など、思い切った事業再編を支援する補助金です。

■ものづくり補助金
革新的なサービス開発や試作品開発、生産プロセスの改善のための設備投資を支援する補助金です。

■IT導入補助金
バックオフィス業務の効率化やインボイス制度への対応など、ITツールの導入を支援する補助金です。

■小規模事業者持続化補助金
チラシ作成や店舗改装など、小規模事業者の販路開拓を支援する補助金です。

助成金とは

助成金とは、主に厚生労働省が管轄し、雇用維持や労働環境の整備、人材育成などを支援するために交付される制度です。
雇用保険料を財源としているため、雇用保険に加入していることが前提となります。
補助金と同様に返済の必要はありませんが、後払い形式で支給されます。

助成金の目的

助成金の目的は、労働者の福祉の向上や雇用の安定です。 具体的には、失業の予防、障害者や高齢者の雇用促進、育児休業の取得推進、働き方改革の実現などが挙げられます。
企業が適切な労務管理を行い、従業員にとってより良い職場環境を整えることを後押しするために設けられています。

助成金で支給される金額

支給額は、1人あたり50万円や研修費用の3分の2といったように、あらかじめ定められた固定額や定率で支給されるのが一般的です。
受給要件をすべて満たしてさえいれば、原則としてどの企業でも受給できるため、難易度については、補助金と比較すると低いと言えます。
審査において、他社と比較されることもありません。

助成金の主な種類

代表的な助成金には、以下のようなものがあります。

■キャリアアップ助成金
非正規雇用労働者を正社員化したり、処遇を改善したりした場合に支給される助成金です。

■雇用調整助成金
景気変動等で事業活動の縮小を余儀なくされた際、従業員に休業手当を支払って、雇用を維持した場合に支給する助成金です。

■両立支援等助成金
育児休業や介護休業を取りやすい環境整備を行った場合に支給する助成金です。

■人材開発支援助成金
職務に関連した専門的な知識や技能を習得させるための訓練・研修を実施した場合に支給される助成金です。

補助金・助成金を受けるには

補助金、特に経済産業省系の制度で採択を勝ち取るためには、説得力のある事業計画書の作成が重要となります。
審査員に対して、自社の現在の課題、補助金を使って行う事業の具体性、そしてそれによってどれだけの収益性や社会的な波及効果が見込めるのかを論理的に示さなければなりません。
専門の税理士へ相談することで、より精度の高い事業計画書を作成することができるでしょう。
一方、助成金の場合は、就業規則の整備や法定帳簿の適切な管理、そして労働法規の順守といった点が重視されます。
補助金・助成金の受給を検討している場合は、それぞれにおいて重要視される点をしっかりと把握しておきましょう。

まとめ

補助金と助成金の違いは目的や支給金額などさまざまな点において見られます。
申請には専門的な知識や多大な事務作業を伴うため、補助金であれば税理士、助成金であれば社会保険労務士といった専門家のサポートを受けることを検討しましょう。

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